仏壇
仏壇
真言宗成田山国分寺の仏壇の本尊仏は大日如来です。
仏壇で仏教各宗派の本尊仏とともに、位牌や法名軸などをお祀りします。
本尊仏に向かい合掌し、心から先祖を供養するために、ぜひとも仏壇を備えたいものです。
仏壇は「金仏壇」と「唐木仏壇」に分類されます。漆と金箔の輝きが荘厳な金仏壇は正式には漆塗金仏壇といいます。
黒檀や紫檀のような銘木を使用する唐木仏壇(木地仏壇)は落ち着いた重厚な風合いを見せる仏壇です。
素材や工法によって価格差が仏壇には生じるため、安価でも表面的に立派に見えたり、高価でも小さかったりします。
購入される時には仏壇専門店に相談して予算にあったものを求められるのがよいでしょう。
仏壇を購入する時期
真言宗成田山国分寺では仏壇の購入に関する御相談にも応じております。新しく仏壇を購入するときは、初めて御本尊を迎える意味で、仏壇の開眼供養をします。これは、年忌法要以上に重要なもので、なにかと費用がかかるものです。四十九日とか一周忌、三回忌などの法要を営むときにあわせて開眼供養を行うと、区切りという面からも、経費の面からもよいでしょう。
仏壇を安置する場所
本来は、仏間といって、一部屋設けたものですが、現代の住宅事情では、まず不可能です。スペースがとれれば、台付きの仏壇を部屋のひと隅に安置します。それも不可能なときは、家具の上に、上置き式の仏壇を安置します。安置するときには、南面北座説、本山中心説、西方浄土説など、諸説があります。南面北座説をとったら、北を背にして、御本尊が南を向くように仏壇を安置します。比較的直射日光が当たらず、一般に風通しがよいので、湿気を防げる安置の仕方です。本山中心説では、仏壇に正座して合掌したとき、本山の方向に向かうように安置します。西方浄土説では、合掌するときに西に向かうように、仏壇を東向きに安置します。
仏壇に向かう日々のお仕え
真言宗成田山国分寺では納骨堂への日々のお勤めを欠かしません。私たちがいつも手を合わせ礼拝する仏壇は、浄土の世界をあらわしています。しかし、これだけでは宗教的機能を完全に備えているとはいえません。そこで、仏壇を本当の意味で礼拝の場にするためには、中心となる礼拝の対象が必要となります。この中心になるのがご本尊さまなのです。先祖を偲ぶものですから、位牌が仏壇の中心と思っておられる方も多いようですが、中心となるのはあくまでもご本尊さまということになります。成田山国分寺の宗派真言宗のご本尊さまは大日如来です。
仏壇へのお供え(五供 )
仏壇のお供えというものは、仏さまや先祖さまへの敬いの心を表現するものです。仏さまや先祖さまに感謝の気持ちを込めて楽しんでいただく・・・それがお供えなのです。
「飾る」という意味もお供えをすることにあります。これは仏壇のお供えがきちんとされていれば、とても華やかに見えるためです。
なかでも重要なお供えは、香、花、
真言宗成田山国分寺の仏壇
仏壇の前で手を合わせること、勤行式などをお唱えすること、供物を供えることは、祈りの気持ちを形に表すことです。仏壇の供物は「六種供養」といい、次のような意味が込められています。
- 「お水」は、とどまることなく流れ、いのちを育む・・
布施 (施しをする心) - 「塗香(体に塗るお香)」は、良い香りで清める・・
持戒 (教えを守る心) - 「お花」は、厳しい自然に耐えて美しく咲く・・
忍辱 (耐え忍ぶ心) - 「お線香」は、静かに燃え香りがどこまでも漂う・・
精進 (施しをする心) - 「ご飯」は、心を落ち着かせる・・
禅定 (静かな動じない心) - 「お灯明」は、明るく照らす・・
智慧 (正しい判断のできる心)
仏壇の日々のお勤めのしかた
- 家族が朝食を食べる前に、仏飯、浄水(お茶)、花などを仏壇に供えます。毎日が難しければ、最低でも週のはじめの月曜日とか、月一回お
一日 にはお供えをしてください。頂き物や特別に先祖さまにお供えしたいものがあれば、仏前にお供えをします。 - お供えをしたら、仏壇のローソクに火を灯し、線香をたき、りんを鳴らし、合掌礼拝します。このときに読経を行うのが理想ですが、できなければ合掌礼拝のみでも問題はありません。仏さま先祖さまへの感謝の気持ちを捧げて、供養をしてください。
- 家族の食事の後、仏壇からお供物を下げ、ローソクを消します。
- 就寝前に、もう一度、合掌一礼します。
仙台納骨堂に関するお問合せは下記にて承ります。
真言宗成田山国分寺住所 :〒980-0845
宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉33–2
電話番号 :(022)225–8640
FAX :(022)225–8655 タクシー代は成田山で負担します。 納骨堂見学のため仙台市地下鉄東西線川内駅の北1出入口からタクシーで来山下さい。片道の料金を真言宗成田山国分寺で負担いたしますのでタクシー領収書を御持参ください。